膝の痛み

看護師として立ち仕事や中腰での作業が多い60代の女性のお客様。ふとしたことから始まった左膝の痛みが徐々に悪化し、整形外科を受診するも異常は見つからず、湿布のみの対応で改善の兆しが見えませんでした。特に、階段の上り下りや洗濯物を持っての昇降が大変で、家の周りの坂道での外出も痛みが伴い、非常にゆううつな毎日を送っていらっしゃいました。
 
さらに、2ヶ月後に控えた東京旅行でたくさん歩けるかという不安から、「理学療法士と鍼灸師に根本的に治してもらいたい」と、ホームページ検索で当院を見つけ、ご来院を決心されました。
 
初回の評価では、長引く痛みをかばうことで左足をかばうような歪んだ歩き方や立ち方になっており、それがかえって膝への負担を増強させていることが判明。私たちは、この痛みと歪みの悪循環を断ち切るために、ハリリハコースをご提案しました。
 
施術では、鍼治療で左膝の腫脹や熱感を鎮めながら、痛みのない範囲での動かし方の練習を少しずつ行っていきました。その結果、わずか2週間ほどで腫れや痛みが減り、階段以外での痛みがほぼ消失。その後も週1回のペースで施術を受けられ、2ヶ月後の東京旅行も痛みの再発なく楽しまれたと、嬉しいご報告をいただきました。
 
数か月経った今も痛みの再発はなく、お孫さんのサッカー応援について行くなど、以前よりも活動的で楽しい毎日を過ごされています。

学生時代に半月板損傷や太もも裏の肉離れを3～4回繰り返した経験を持つ、社会人バドミントンプレイヤーの30代男性のお客様。今回は右膝にズキッとした痛みが走り、練習ができない状態でご来院されました。3ヶ月後は、全国大会の出場が決まっており、100%の力で出場したいという強い目標をお持ちでした。
 
当院での初回評価では、過去の半月板損傷の影響で無意識に左足をかばい、右膝に過度な負担がかかっていること。そして繰り返した肉離れにより太もも裏や股関節周囲が極端に硬くなっていることが判明しました。
 
私たちは、この全身の歪みと硬さにアプローチするため、ハリリハコースをご提案。施術では、鍼治療で硬い筋肉を柔軟にし、理学療法士が痛みの原因となる動きを修正する練習を細かく実施しました。
 
週1回のペースで施術を続け、3回ほどでバドミントンの練習に復帰できるようになりました。痛みに合わせたレベルアップした動きの練習（重りや不安定な環境）を継続した結果、全国大会出場時には、痛みがなく全力でプレーを達成！
 
「思いっきりプレーできて、ダブルスの相方に迷惑をかけなくてよかった」と、心から安堵された様子でした。

運動不足と体重増加を感じ、健康維持のために散歩を始めたところ、徐々に右膝の痛みが出現した50代の女性のお客様。子育てや仕事で忙しくこれまで運動習慣がなかったものの、「老化を感じてこのままではいけない」と一念発起された矢先の痛みでした。「運動はしたいが、痛くてできない。」というお悩みを抱えてご来院されました。
 
初回の評価では、膝に負担のかかる歩き方をされており、腹筋やお尻の筋肉が非常に弱いことが判明。この弱さが膝への負担を増強させていると分析し、根本改善を目指す筋膜リリース整体コースをご提案しました。
 
施術では、理学療法士が筋膜リリースで硬くなった筋膜や筋肉を丁寧に緩めて体の動きを改善。同時に、お客様の身体の状態に合わせて膝に負担をかけない体の使い方や、自宅でできるストレッチ、筋力トレーニングを段階的に指導しました。
 
その結果、施術開始から約1ヶ月後には痛みが軽減し散歩に復帰。2ヵ月後には、週5回の散歩に加え、ご自宅のマンションの階段を5階まで上り下りするなど、徐々に運動量を増やし、運動意欲も向上されました。「一人ではこんなに運動続けられなかったと思う」と、サポート体制に感謝の言葉をいただきました。
 
現在も月1回のペースでメンテナンスにご来院され、運動を継続しながら健康的な生活を送っていらっしゃいます。