「投げると肩が痛い」「練習後の肩の痛みが引かない」
野球を頑張るあなたは、こんな肩の痛みに悩んでいませんか？野球で肩が痛い原因は、単なる使いすぎではなく、身体の使い方やフォームに潜んでいることがほとんどです。
この記事では、野球で肩が痛い原因を解説し、理学療法士が行う痛みのケアとパフォーマンスアップを両立させるトレーニング指導についてご紹介します。
肩の痛みを解消し、選手生命を延ばすために、ぜひ参考にしてください。
野球で肩が痛くなる根本原因
痛みの原因は肩以外の場所にある
野球で肩が痛いと感じる時、その痛みの原因が肩そのものだけにあるとは限りません。
多くの場合、肩の痛みは、肩関節に過度な負担をかけてしまう「身体全体の使い方」に潜んでいます。
例えば、股関節や体幹（コア）がうまく使えていないと、投球動作で力を伝える際に肩に頼ってしまい、結果として肩を痛めてしまいます。
特に、野球では投球やスイングといったダイナミックな動作を繰り返すため、全身の連動性が重要です。
股関節の硬さや、体幹の不安定さが原因で、肩のインナーマッスルに過剰なストレスがかかり、腱板損傷やインピンジメント症候群といった痛みにつながります。
肩が痛いからといって肩だけを治療するのではなく、全身を評価することが重要です。
投球フォームの乱れと疲労の蓄積
野球で肩が痛いと感じる原因の直接的なものとして、投球フォームの乱れと疲労の蓄積が挙げられます。
特にフォームが崩れると、肩の関節が不自然な角度で動くことになり、特定の組織に集中してストレスがかかります。
例えば、肘が下がるフォームは肩の上部に負担をかけやすく、インピンジメント症候群の原因となりやすいです。
また、野球の練習や試合が続く中で、肩のインナーマッスルやローテーターカフ（回旋筋腱板）に疲労が溜まると、肩関節を安定させる機能が低下し、炎症や痛みを引き起こします。
肩の痛みは、身体からの「休んで、使い方を見直して」というサインです。
このサインを無視してトレーニングを続けることは、肩の痛みを悪化させる原因となります。
筋膜の硬さによる可動域の制限
野球で肩が痛い原因として、筋膜の硬さも見逃せません。
筋膜は筋肉や骨、内臓を覆う全身のネットワークのような組織で、投球動作の繰り返しによって、肩周りだけでなく、胸郭（肋骨）や背中、腕の筋膜が硬くなることがあります。
筋膜が硬くなると、肩関節の可動域が制限され、本来動くべき場所が動かなくなるため、肩関節に無理な力がかかり、痛みを発生させます。
理学療法士は、肩の痛みの原因となっている筋膜の硬結や癒着を特定し、専門的な手技で解放する知識と技術を持っています。
特に、当院の理学療法士は、野球選手の肩の痛みの原因となる筋膜の問題を評価し、トレーニング指導と組み合わせることで、痛みのケアとパフォーマンスアップを両立させます。
理学療法士が行う専門トレーニング
痛みをケアしながらのパフォ―マンスアップ
野球で肩が痛い選手にとって、トレーニングは重要ですが、ただ闇雲に行うだけでは痛みを悪化させる原因になりかねません。
当院の理学療法士は、肩の痛みをケアしながら、同時にパフォーマンスアップを目指す専門的なトレーニング指導を行います。
まず、理学療法士が肩の痛みの原因となっている身体の使い方を分析し、インナーマッスルや体幹の機能が不足している部分を明確にします。
その上で、野球の投球動作に必要な柔軟性と安定性を高めるためのトレーニングメニューを個別に作成します。
これにより、肩の痛みを軽減しつつ、投球のスピードやコントロールの向上にも繋がります。
理学療法士の指導のもと、痛みなく全力でプレーできる身体を取り戻しましょう。
投球動作に必要な体幹と股関節の強化
野球の投球動作は、肩だけでなく、体幹と股関節から生まれるエネルギーを効率よく肩に伝えることが重要です。
肩が痛い選手の多くは、このエネルギー伝達がうまくいかず、肩に負担を集中させてしまうことが原因です。
当院の理学療法士は、肩への負担を減らすための体幹と股関節のトレーニングに重点を置きます。
具体的には、体幹の安定性を高めるコアトレーニングや、股関節の回旋（ひねり）の力を高めるトレーニングです。
これにより、肩への依存度を減らし、痛みの原因を根本から改善します。
さらに、肩関節の安定に不可欠なローテーターカフ（回旋筋腱板）の機能改善や、肩甲骨と胸椎（背骨の上部）の連動性を高めるトレーニングも集中的に行います。
肩甲骨と胸椎がスムーズに動くことで、肩関節の動きの土台が安定し、痛みの原因となる肩への過剰なストレスを防ぎます。
トレーニングを通じて、野球で最大限の力を発揮できる、理想的な身体の使い方を習得します。
痛い肩の回復を早めるセルフケア
野球の練習後や試合後に肩が痛いと感じた場合、適切なセルフケアを行うことが、痛みの早期回復と悪化予防に繋がります。
理学療法士の指導のもと、肩を痛めている状態に合わせたアイシングや温熱療法、そして軽度のストレッチを行います。
特に重要なのは、痛みを我慢して練習を続けないことです。
肩が痛い時は、無理に投球を続けることは痛みの原因を悪化させ、回復を遅らせます。
当院では、肩の痛みの原因となっている炎症期と回復期に応じたセルフケア方法を指導します。
これにより、自宅でも肩の痛みを適切にケアしながら、復帰に向けたトレーニングの準備を進めることができます。
筋膜整体による根本的な機能改善
理学療法士が行う筋膜への専門整体
野球で肩が痛い原因が、全身の筋膜の硬さにある場合、当院では理学療法士による「筋膜整体」という専門的なアプローチを提供しています。
これは、肩の痛みとパフォーマンスの低下を招いている筋膜の癒着や緊張を、理学療法士が丁寧に時間をかけて解放する整体サービスです。
筋膜は、肩だけでなく、背中、首、腕、骨盤と全身に繋がっているため、肩の痛みの原因が足首にあるといったケースも少なくありません。
この筋膜整体により、投球に必要な肩の可動域が劇的に改善し、肩への負担が減ることで、痛みの原因を根本から取り除きます。
ハリリハとの組み合わせで相乗効果
当院の筋膜整体は、理学療法士によるトレーニング指導や鍼灸師の鍼灸治療と組み合わせることで、さらに大きな相乗効果を発揮します。
筋膜整体で全身の筋膜を緩めて可動域を確保した後に、理学療法士がトレーニング指導を行うことで、正しい身体の使い方をよりスムーズに習得できます。
例えば、筋膜整体で股関節の動きを改善した後に、股関節を使ったトレーニングをすることで、投球時の肩への負担を大幅に軽減できます。
野球で肩が痛い選手が、痛みのケアをしながらパフォーマンスアップを達成するために、この筋膜整体とトレーニング指導の組み合わせは非常に有効です。
早期復帰を目指すなら専門家に相談
野球で肩が痛いと感じたら、我慢せずに早期に専門家に相談することが、早期復帰への一番の近道です。
特に、野球のような専門性の高いスポーツにおいては、理学療法士など、スポーツ障害に精通した専門家による評価とトレーニング指導が不可欠です。
肩の痛みは、野球選手にとって致命的になりかねません。
肩の痛みの原因を正確に特定し、痛みのケアとパフォーマンスアップを両立させるトレーニングを行うことが、野球人生を長く続けるための重要な投資です。
肩が痛い状態から脱却し、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、私たち専門家にお任せください。
まとめ
野球で肩が痛いと感じる原因は、肩だけでなく全身の使い方や筋膜の硬さに潜んでいます。
ストレッチや一般的なトレーニングだけでは、その原因を根本から改善するのは難しいでしょう。
タイチ鍼灸接骨院では、野球選手の肩の痛みに特化した専門的なトレーニング指導とケアを提供しています。
理学療法士による個別トレーニングで痛みをケアしながらパフォーマンスアップを実現。
さらに、筋膜整体という、理学療法士が丁寧に時間をかけて行う筋膜への専門整体で、肩の痛みの原因を根本から解放します。
肩の痛みを解消し、野球で最高のパフォーマンスを発揮したい方は、タイチ鍼灸接骨院にご相談ください。
あなたの復帰と進化を全力でサポートします。
コース紹介
熊本市北区のタイチ鍼灸接骨院は、鍼灸・整体・リハビリで根本改善を目指します。スタッフ全員国家資格者。肩こり、腰痛、自律神経の不調まで、一人ひとりに合わせた施術で健康な体づくりをサポートします。
このコラムを書いた人
理学療法士長塚 雄平 (ながつか ゆうへい)
経歴
- 2013年 熊本保健科学大学卒業
- 2013年 熊本の総合病院に入職
(整形外科急性期病棟リーダー・整形外来リハビリリーダー・デイケアセンターリーダー)
取得国家資格
- 理学療法士
取得資格・所属学会
- 運動器認定理学療法士
- OMPT国際コース basic corse 修了
- 日本理学療法士協会
- 熊本県理学療法士協会
- 日本転倒予防学会
- 日本徒手理学療法学会
- 日本筋骨格系徒手理学療法研究会
メッセージ
『痛みや動きを治すことができる職業』として、理学療法士を知り、目指すきっかけとなりました。
総合病院で12年勤務し、「痛みやしびれで手術が必要な方」、「手術をせずに治療を行う方」、「ご高齢で痛みが続いている方」など様々な方々の治療を行ってきました。
研修・学会で知識のアップデートを繰り返しつつ、痛みの原因分析に特化した国際コースにも数年参加してきました。
私は、痛みが良くなったときの皆様の笑顔がとにかく大好きです。
痛みの原因治療、再発予防に関しての知識・経験を活かし、『真の身体づくり』を、誠意をもってサポートさせていただきます。
ご予約・お問い合わせはこちら
TEL.096-339-5477
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