
「朝、起き上がるときにいつも腰が重だるい」
「30分座っているだけで、腰が張ってくる」
「マッサージでその場は楽になっても、数日でまた元に戻る」
「もう年だから、うまく付き合っていくしかないと思っている」
何か月も続く腰の痛みで、このようなお悩みはありませんか?
「温めたほうがいいのか、冷やしたほうがいいのか」と迷われる方も多いと思います。
先に結論をお伝えすると、長引く腰痛は、特別に温めたり冷やしたりする必要はありません。
ふだんどおりに生活していただいて大丈夫です。
大切なのは、股関節や背中など「腰以外」の動きを取り戻し、股関節を使った動き方と、骨盤の正しい位置を身につけることです。
今回は、熊本市北区のタイチ鍼灸接骨院が、腰の痛みが長引く理由と、当院の「ハリリハ(鍼治療&整体)」による施術の流れ、実際の事例、ご自宅でできるセルフケアまで、詳しく解説します。
3か月以上続く腰の痛み慢性腰痛とは?
腰の痛みが3か月以上続いている状態を、慢性腰痛といいます。
厚生労働省の2022年の国民生活基礎調査では、腰痛は、自覚している症状の中で、男女とも一番多い症状でした。
当院に長引く腰痛で来られるのは、50代の方が多いです。
「長年付き合ってきた腰痛だから」「年だから仕方がない」と、あきらめかけている方も少なくありません。
- 朝、起き上がるときに腰が重だるい
- 長く座っていると、腰が張ってくる
- 立ち上がるときや、前かがみになるときに腰が痛む
- マッサージを受けても、数日で元に戻る
このような状態が続いている方は、腰をほぐすだけでなく、腰に負担がかかる原因から見直していくことが大切です。
まず確認!早めに病院を受診してほしいサイン
いつもの腰痛だと思っていても、神経の障害や、内臓の病気、背骨の感染症などが隠れていることがあります。
次のようなサインがある場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 足のしびれや痛みが強い、足に力が入りにくい
- 尿や便が出にくい、もれてしまう
- じっとしていても痛い、夜も痛みで目が覚める
- 熱がある(背骨の感染症である化膿性脊椎炎などの可能性があります)
- お腹の痛みや血尿がある、体重が減ってきたなど、内臓の病気が気になる症状がある
当院でも、お話や体の確認からこうしたサインが見られる場合は、まず病院の受診をおすすめしています。
温める?冷やす?特別なことはせず、ふだんどおりの生活で大丈夫
「腰が痛いときは、温めたほうがいいですか?冷やしたほうがいいですか?」
当院でもよくいただくご質問です。
当院では、次のようにお伝えしています。
- 急に強く痛めた直後でなければ、ふつうにお風呂につかるくらいで十分です
- 特別に温めたり、冷やしたりする必要はありません
- ふだんどおりに生活していただいて大丈夫です
日本整形外科学会と日本腰痛学会の「腰痛診療ガイドライン2019」でも、腰痛に対して安静は必ずしも有効ではないとされ、慢性腰痛には運動療法が強くすすめられています。
「痛いから」と動かずに過ごすより、無理のない範囲でふだんどおりに動くほうが、腰にとっては良いのです。
急に強い痛みが出た場合の過ごし方は、ぎっくり腰のコラムをご覧ください。
良かれと思ってやりがち腰痛を長引かせやすい3つの行動
- 痛みをがまんして、無理にストレッチをする
強い痛みが出る方向へ無理に伸ばすと、筋肉がかえって硬くなることがあります - 痛いところを強く揉む・押す
強く押しすぎると、揉み返しが出たり、かえって硬くなったりすることがあります - 痛いからと、動かずに過ごす
動かない時間が長いほど、筋力が落ち、関節も硬くなって、痛みが長引きやすくなります
なぜ腰の痛みが長引くのか?腰が、股関節や背中の「代わり」に働きすぎている

腰をほぐしても痛みが戻ってしまうのは、腰に負担がかかる原因が残っているからです。
本来、腰は大きく動く関節ではありません。
前かがみになる、体をひねる、立ち上がるといった動きで、本来たくさん動くのは、股関節と背中(胸椎)です。
ところが、股関節や背中が硬くなって動かなくなると、腰が代わりに動いて帳尻を合わせることになります。
腰の筋肉は休む間もなく働き続け、硬くなり、血の巡りも悪くなって、痛みが長引いていきます。
もうひとつの原因骨盤の位置がくずれ、腰の筋肉が休めていない

骨盤は、背骨を下から支える土台です。
骨盤が前に傾きすぎると腰が反り、後ろに倒れると腰が丸まります。
どちらの場合も、立っているときや座っているときに、腰の筋肉がずっと体を支え続けることになります。
長時間のデスクワークや立ち仕事で腰が張ってくるのは、このためです。
つまり、長引く腰痛を変えていくカギは、腰そのものよりも、「腰以外の動き」と「骨盤の位置」にあります。
熊本市北区タイチ鍼灸接骨院のアプローチ腰以外の動きを出し、腰に頼らない体の使い方へ

当院の腰痛の施術は、4つの国家資格を持つ院長(鍼灸師)と、動きの専門家である理学療法士がタッグを組んで行う「ハリリハ(鍼治療&整体)」が中心です。
硬さを取ったら、そこで終わりにせず、正しく動かすところまで行います。
熊本市北区タイチ鍼灸接骨院の施術 ステップ1痛みの場所と、腰以外の動き・姿勢を確認する

まず、痛みのある場所を確認します。
あわせて、足のしびれや力の入りにくさなど、神経の症状がないかも確認します。

そのうえで、股関節や背中(胸椎)といった「腰以外」の動きと、姿勢を見ていきます。
どこが動いていないために腰に負担がかかっているのかを、一つひとつ探していきます。
熊本市北区タイチ鍼灸接骨院の施術 ステップ2動きが悪いところの動きを出す

痛みが軽めの場合や、慢性的な腰痛の場合は、腰以外で動きが悪くなっているところの動きを出していきます。
股関節や背中まわりを、鍼や手技でゆるめて、動かしやすい状態をつくります。

痛みがかなり強い場合は、ぎっくり腰のときと同じように、深いところの筋肉まで届く細長い鍼と電気療法を組み合わせて、まず痛みをやわらげます。
鍼は髪の毛ほどの細さで、痛みはほとんどありません。
熊本市北区タイチ鍼灸接骨院の施術 ステップ3股関節を主体にした動き方を練習する

体が動かしやすくなったら、理学療法士と一緒に、股関節を主体にした動き方を練習します。
前かがみになるとき、椅子から立ち上がるとき、物を持ち上げるときに、腰ではなく股関節から動く感覚を身につけていきます。
毎日何度もくり返す動作が変わると、腰にかかる負担も大きく変わります。
熊本市北区タイチ鍼灸接骨院の施術 ステップ4骨盤の位置を確認し、正しい位置を保つ練習をする

立っているときや座っているときの骨盤の位置を確認し、正しい位置を保つ練習をします。
ご自身では「まっすぐ」のつもりでも、骨盤が前や後ろに傾いていることは少なくありません。
ご自宅でできる運動もお伝えし、動画でお送りすることもできます。
どのくらい通えばいい?はじめは週1回。3〜5回でかなり軽くなる方が多いです
通うペースは、はじめは週1回をおすすめしています。
長引いている腰痛の方でも、3〜5回ほどで痛みがかなり軽くなることが多いです。
姿勢までしっかり変えていきたい場合は、10回ほどが目安になります。
楽な状態が続くようになってきたら、だんだん間隔を空けていきます。
※感じ方や回数には個人差があります。
どちらを選べばいい?長引く腰痛の方におすすめのコース
- ハリリハ(鍼治療&整体)コース スタンダード 税込8,800円
鍼で動きの悪いところをゆるめ、理学療法士が股関節を使った動き方と骨盤の位置を練習します - 筋膜リリース・整体コース スタンダード 税込6,600円
手技で筋肉や筋膜をゆるめ、動き方や姿勢を練習します。
痛みが軽い方や、鍼が苦手な方におすすめです
どちらがよいか迷う場合は、初回にお体の状態を確認したうえでご提案します。
料金の詳細は料金一覧をご覧ください。
熊本市北区タイチ鍼灸接骨院の長引く腰痛の改善事例

当院でご紹介している事例の中から、長引く腰痛に悩まれていた方の事例を2つご紹介します。
熊本市北区清水本町からお越しの60代女性(保育士)「骨が変形しているから」とあきらめていた背中の張りと腰痛
現役の保育士として働きながら、ご家族の介護もされている60代の女性です。
「骨が変形しているから、もう良くならない」と思い、いくつもの治療院を転々とされていました。
理学療法士をされている息子さんのすすめで、来院されました。
お体を確認すると、痛みの原因は骨の変形ではなく、毎日の負担と、体を支える筋力の低下にありました。
重い子どもを抱っこするために背中が丸まり、背中まわりの筋肉がいつも張った状態でした。
股関節の硬さもありました。
ハリリハコースで、鍼や手技で背中や胸の硬さをゆるめ、動きが出てきたところで、お腹で体を支える練習(ブレーシング)などを行いました。
ご自宅では、壁を使った体操などのストレッチを毎日続けていただきました。
長年の背中の張りと腰痛はかなり軽くなり、「朝からつらかったのが、お昼過ぎまで快適に動けるようになった」と話してくださっています。
今は2週に1回のペースで、夕方まで姿勢を保てる体づくりを続けておられます。
熊本県菊陽町からお越しの30代男性(スイミングコーチ)高校時代から続く、膝と腰の痛み
高校時代から右膝と腰の痛みが続いていた、30代のスイミングコーチの男性です。
長く歩くと膝から腰にかけて痛みが出て、首・肩こりや眠りの浅さにも悩まれていました。
動きを詳しく確認すると、巻き肩や猫背といった姿勢のくずれと、右足に体重を乗せきれない歩き方のクセが見つかりました。
院長の鍼治療で胸やお尻、首まわりの硬さをゆるめ、理学療法士が背中をひねる運動や、右足にしっかり体重を乗せる練習、お尻を使う運動を行いました。
週1回のペースで通っていただく中で、まず眠りが変わり、首・肩の痛みはほとんど気にならなくなりました。
通い始めて1か月ほどで、生徒さんの親御さんから「姿勢がすごく良くなった」と声をかけられたそうです。
今は、仕事終わりの膝や腰のだるさを軽くするための練習を続けておられます。
※個人の感想であり、同じ結果をお約束するものではありません。
詳しくは60代女性の事例ページと30代男性の事例ページを、ほかの事例はお悩み別「腰痛」のページをご覧ください。
ご自宅でもできる腰に負担をためないセルフケア
ここでは、ご自宅でできるセルフケアをご紹介します。
ただし、足にしびれが出る動きや、痛みが強くなる動きは行わないでください。
どの運動が合うかは一人ひとり違うため、当院では理学療法士が体の状態を確認しながら、マンツーマンでお伝えしています。
セルフケア①骨盤を立てて座る

お尻の下にある骨(坐骨)に体重が乗るように座ります。
両手をお尻の下に入れて、骨が当たるところに座るのがコツです。
背もたれにもたれかかって、骨盤が後ろに倒れる座り方に注意しましょう。
同じ姿勢が続くと筋肉が固まりやすいので、30分〜1時間に1回は立ち上がって体を動かしましょう。
セルフケア②お尻・股関節のストレッチ

椅子に座り、片方の足首を反対側の膝の上にのせます。
背すじを伸ばしたまま、ゆっくり体を前に倒し、お尻の奥が伸びるところで20〜30秒キープします。
左右行いましょう。
股関節まわりがやわらかくなると、前かがみのときに腰だけが曲がるのを防ぎやすくなります。
セルフケア③お腹で体を支える練習(ブレーシング)

仰向けで膝を立て、息を吸いながらお腹をふくらませます。
息を吐くときも、ふくらんだお腹がへこまないように、お腹に力を入れたままにします。
息はゆっくり吐くようにしていきましょう。
まずは5回1セットから始めて、慣れてきたら10回1セットにしましょう。
熊本市北区で腰痛にお悩みの方へ長引く腰痛についてよくあるご質問
Q. 腰が痛いときは、温めたほうがいいですか?冷やしたほうがいいですか?
A. 急に強く痛めた直後でなければ、特別に温めたり冷やしたりする必要はありません。
ふつうにお風呂につかるくらいで十分です。
ふだんどおりに生活してください。
Q. 仕事や運動は、休んだほうがいいですか?
A. 長引く腰痛の場合、動かずに過ごすよりも、無理のない範囲でふだんどおりに動くことをおすすめしています。
お仕事の内容に合わせて、腰に負担をかけにくい動き方をお伝えします。
Q. 何回くらいで変化を感じますか?
A. 個人差はありますが、長引いている腰痛の方でも、3〜5回ほどで痛みがかなり軽くなることが多いです。
姿勢までしっかり変えていく場合は、10回ほどが目安です。
Q. 整形外科に通いながらでも、受けられますか?
A. はい、並行して通っていただけます。
病院での診断や治療の内容を教えていただければ、それに合わせて進めます。
Q. 鍼は痛いですか?
A. 鍼は髪の毛ほどの細さなので、痛みはほとんどありません。
鍼が苦手な方には、鍼を使わない筋膜リリース・整体コースもありますので、ご相談ください。
まとめ:長引く腰痛は、「腰以外」から見直す
長引く腰痛は、特別に温めたり冷やしたりする必要はなく、ふだんどおりに生活していただいて大丈夫です。
大切なのは、股関節や背中の動きを取り戻し、股関節を使った動き方と、骨盤の正しい位置を身につけることです。
タイチ鍼灸接骨院では、院長の鍼治療と理学療法士の動きの練習で、腰に頼らない体づくりを二人三脚でサポートします。
熊本市北区麻生田にある当院には、北区をはじめ、菊陽町など周辺の地域からも、腰痛に悩む方にお越しいただいています。
「年だから仕方がない」とあきらめる前に、お気軽にご相談ください。
腰の痛みについては、ぎっくり腰のコラムや坐骨神経痛のコラム、お悩み別の「腰痛」のページもあわせてご覧ください。
コース紹介
熊本市北区のタイチ鍼灸接骨院は、鍼灸・整体・リハビリで根本改善を目指します。スタッフ全員国家資格者。肩こり、腰痛、自律神経の不調まで、一人ひとりに合わせた施術で健康な体づくりをサポートします。
このコラムを書いた人
理学療法士長塚 雄平 (ながつか ゆうへい)

経歴
- 2013年 熊本保健科学大学卒業
- 2013年 熊本の総合病院に入職
(整形外科急性期病棟リーダー・整形外来リハビリリーダー・デイケアセンターリーダー)
取得国家資格
- 理学療法士
取得資格・所属学会
- 運動器認定理学療法士
- OMPT国際コース basic course 修了
- 日本理学療法士協会
- 熊本県理学療法士協会
- 日本転倒予防学会
- 日本徒手理学療法学会
- 日本筋骨格系徒手理学療法研究会
メッセージ
『痛みや動きを治すことができる職業』として、理学療法士を知り、目指すきっかけとなりました。
総合病院で12年勤務し、「痛みやしびれで手術が必要な方」、「手術をせずに治療を行う方」、「ご高齢で痛みが続いている方」など様々な方々の治療を行ってきました。
研修・学会で知識のアップデートを繰り返しつつ、痛みの原因分析に特化した国際コースにも数年参加してきました。
私は、痛みが良くなったときの皆様の笑顔がとにかく大好きです。
痛みの原因治療、再発予防に関しての知識・経験を活かし、『真の身体づくり』を、誠意をもってサポートさせていただきます。
ご予約・お問い合わせはこちら
TEL.096-339-5477








